メンマとジビエのレトルト食品は「竹害」と「獣害」を同じ山の問題と捉え異業種が手を組んで解決の道を探る新しい取組みです。
スローガンは「一万食で一山がきれいになる」です。
10,000袋に必要な幼竹は200本、イノシシ16頭になります
昨年、私たちが管理する竹林では300本の竹の子が生えました
200本をメンマに加工して100本を残したので、3年後には100本がお母さん竹となり、また竹の子を産んでくれます。また、藤枝市では年間800頭のイノシシが捕獲されています。
1万食は一山(地域の山)がきれいになる持続可能なスケールです
「竹害」
高齢化・後継者不足から、竹林が放置され、枯れ竹が沢を塞いだり、根の張りが浅い為土砂災害の危険性、生物多様性の崩壊、農地、植林地への浸食、鳥獣害の隠れ家、餌場となっている
藤枝市では7年間で放置竹林面積は3倍に増え、2005~10年の調査で、耕作放棄地は47%増、離36.7%増
「獣害」
静岡県全体2億4千万、イノシシ5,439 千円(藤枝市)、減少傾向にある(離農)
猟師の高齢化・後継者不足、解体処理施設の不足、捕獲されても流通するのは1割程度ほとんどが獣害対策の報奨金をもらって廃棄されている、加工しても販売出来る食肉は25%程
レトルト食品にすることで販売し難い筋の多い部位も使うことが出来るため歩留まり40%が可能